2022年度組織学会年次大会(2021年11月神戸大学にて開催)からのお知らせ

【組織論レビューの公募】


1.募集の趣旨
2012年10月の組織学会年次大会(於 国士舘大学)において,「組織論レビュー」という特集が組まれました。全学会員対象の公募への多数の応募者のなかから、申込書やドラフトにより選抜された若手、中堅の10名が選抜され,1年半の歳月をかけて自身の研究領域における膨大な文献レビューを行い,その成果を発表しました。大会当日,会場には年次大会としては異例の数の学会員が集まり,終日,活発な議論が展開されました。その成果は組織学会編による『組織論レビューⅠ・Ⅱ』(白桃書房)として出版されています。
国士舘大会からおおよそ10年が経過する2021年開催の2022年度組織学会年次大会(於 神戸大学)にて,もう一度同じような試みをしたいというのが,本企画の主旨です。定量的研究であれ定性的研究であれ,自身の研究の貢献を示すために,またその研究を導く枠組みを導出したり,仮説を構築したりするために,私たちは文献レビューを行います。文献のレビューをすることは,およそ全ての研究において,研究者にとっての最も基本的にして最も重要なステップだといえるでしょう。ただし本企画が目指すのは,そうした経験的な研究の前半パートに収まることを前提としたレビューではなく,それ自体,1つの完結した作品としてのレビューです。『組織論レビューI・II』に掲載された10本の論文のように,その領域の研究者の問題意識,その時点での到達点,その領域が図らずも陥っている問題の構造をビビッドに浮かび上がらせ,その領域について明確なイメージを読者に提供してくれるようなレビュー論文なのです。①その分野に関心を持ち,②組織研究の基礎的な知識を持ってはいるが,③その分野の個別の文献を読んだことのない読者に向けて,その領域の面白さを紹介し,今後数十年にわたって多くの人に読み継がれていくものを目指したいと思います。
レビュー論文のスタイルには色々なものがありうると思いますが,主催者としては,主として記述的レビュー(descriptive review)を念頭に置いています。ただしこれには,例えば『組織論レビューI・II』に含まれる服部論文(心理的契約研究の過去・現在・未来)のように,文献の収集自体をシステマティックに行い,かつ研究動向を数量的に把握するようなタイプのものもあれば,宮尾論文(技術の社会的形成)のように,筆者がレビューする文献を選択的にピックアップし,議論の布置連関を整理することで,その領域の研究動向を明確にするタイプのものもあります。これらを含め,『組織論レビューI・II』に収録された論文が本企画の対象範囲を示す参照点になります。ただし,効果指標の値を統計学的に統合し,統合値と信頼区間を計算し,定量的統合を行う,いわゆるメタ分析(meta-analysis)については対象外とします。

組織を対象とした研究のレビューの切り口としては,学術的なコンセプトだけでなく,研究方法論や特定の経営実践など様々なものが考えられます。具体例としては,両利きの経営,オープンイノベーション,制度的企業家,マテリアリティ,ポジティブ組織行動,デザイン思考,AI,IoT,サービタイゼーション,グラウンデッドセオリーアプローチ(GTA),テキストマイニング,組織開発,批判経営学,特許データ分析,ダイバーシティマネジメント,マイクロファウンデーションといったキーワードが挙げられます。これらはあくまで例に過ぎず,他にも多様なテーマ,切り口でのレビューが考えられます。みなさまからの幅広いエントリーをお待ちしております。

2.募集者

本件は、組織学会大会委員会と2022年度組織学会年次大会実行委員会(神戸大学)とのジョイント・プロジェクトとなります。プロジェクトの統括を大会委員会担当評議員の高尾義明教授(首都大学東京)とし、以下のような体制で進めてまいります。なお、エントリーされた書類の審査は、「組織論レビュー」実行委員会(前回の組織論レビュー報告・執筆者を中心に構成)において厳正に行われます。

「組織論レビュー」実行委員会(2022年組織学会年次大会実行委員会 内)
担当:

高尾義明(首都大学東京大学院経営学研究科)統括

服部泰宏(神戸大学大学院経営学研究科) オーガナイザー

宮尾 学(神戸大学大学院経営学研究科)

3.原稿完成・発表までの流れ

執筆希望者は,2020年3月31日までに,「組織論レビュー申込書」に,ご自身のレビュー論文の構想を可能な限り明確に記載し以下の送付先へ郵送してください。上記の委員会において、申込書に記載された内容,論文完成の見込み,全体のテーマのバランスなどを基準に審査を行い,本プロジェクトに参画していただくメンバーを選考します。文献リストの形式は,Publication Manual of the American Psychological Associationに準じることとします。なお今回の公募は,基本的には単独での応募を想定していますが,複数名の共同での応募を考えている場合には,その理由を明記して下さい。今後の流れは,以下の通りです。

 

 

4.送付および問い合わせ先:

(送付先)  〒657-8501  兵庫県神戸市灘区六甲台町2-1

神戸大学大学院経営学研究科 服部泰宏研究室気付 「組織論レビュー」実行委員会
※「組織論レビュー申込書」と朱書きしてください

(問合せ先) y-hattori@people.kobe-u.ac.jp

◆組織論レビュー申込書(ワードファイル)  ※ここからダウンロードをしてください。


 

※ご参考

2013年の年次大会プログラム


https://www.aaos.or.jp/contents/join/file/nenji2013.pdf

『組織論レビューI』

http://www.hakutou.co.jp/book/b114598.html

『組織論レビューII』

http://www.hakutou.co.jp/book/b114599.html

大会参加

発表申し込み

会員総会

年次大会

研究発表大会

ドクトラル・コンソーシアム

組織学会大会論文集

大会委員会からのお知らせ

組織科学

企画・定例会/支部研究会

学会賞・活動情報

国際交流

学会の概要と入会

お問い合わせ

公募受付中