ジャーナル(査読誌)

 

『組織学会大会論文集』トランザクションズ

大会の報告論文は、所定の要件を満たしたものについては、希望すれば、独立行政法人科学技術振興機構(JST)のオンライン・ジャーナル・システムJ-STAGEの 『組織学会大会論文集』 Transactions of the Academic Association for Organizational Science (以下、「トランザクションズ」と略称)に登載されます。トランザクションズ掲載論文にはDOI (Digital Object Identifier)も付与されます。

トランザクション掲載の報告要旨に関する知的所有権は、『組織科学』での著作物利用許諾制度(https://www.aaos.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/licence-info.pdf)に準じて取り扱います。トランザクションズ用原稿の提出をもって、コンテンツの編集・公開に関する上記取り扱いに合意いただいたものとみなします。

トランザクションズ編集委員会

  • 編集委員長 西野和美
  • 副編集委員長 安藤史江
  • 委員 神吉直人・桑島由芙・河野英子・酒井健・篠崎香織・下野由貴・高尾義明・日野健太・藤村まこと

速報性と国際発信のために

トランザクションズは、速報性と国際発信を重んじるオープン・アクセスのオンライン・ジャーナルとして2012年に創刊されました。組織学会の大会において報告され、かつトランザクションズに投稿された論文の中からトランザクションズ編集委員会が採択したものが掲載されます。トランザクションズに掲載された論文は、J-STAGEを経由して、その書誌情報がGoogle ScholarやEBSCO hostに提供され、全世界からの英語での論文検索の対象になります。そのため、トランザクションズ掲載を希望する場合は、

  1. 論文タイトル
  2. 報告者名・所属
  3. 要約
  4. キーワード
  5. 参考文献リスト

をすべて英文で作成し、原稿は指定のWordのテンプレートを使って作成し、電子データで提出することが要件になります。原稿作成の際は、執筆規程執筆要綱したがってください。特に注意を払っていただきたいのは、5. 参考文献リスト“References”です。トランザクションズでは、英語もしくはローマ字でAPAスタイルの参考文献リストを作成することが必須となります。APAスタイルの例は執筆要綱にも挙げられていますが、特に注意がいるのは、たとえ日本語文献でも、”日本語のローマ字表記 [英文表記]” にし、最後に (in Japanese) をつけなければならないことです。詳細について学びたい人は、APAスタイルのテキストとして、
Publication Manual of the American Psychological Association: The Official Guide to Apa Style
その翻訳版『APA論文作成マニュアル』も市販されていますので、国際発信の基礎知識として、この機会にぜひ習得してください。

なお、投稿の前にはこちらのチェックリストを使って、本文と参考文献リストと英語要旨 (abstract) が執筆要綱に合致したものになっているか、必ず確認して下さい。書式や参考文献リスト、英語要旨の不備は、リジェクトの理由になりますので、慎重な確認をお願いします。

●組織科学の執筆・投稿規程およびトランザクションズの執筆要綱のAPA第7版準拠に伴う変更について

組織科学やトランザクションズは、APA (アメリカ心理学会)スタイルに準拠しています。APAスタイルが第6版(2009年版)から第7版(2019年)に改訂されたため、それに対応して『組織科学』の執筆・投稿規定は2021年10月29日から、トランザクションズの執筆要綱は2020年1月の研究発表大会報告申込時から一部を変更いたします。今後の申し込みの際には、最新版の執筆・投稿規程、執筆要綱をダウンロードし、それに則って作成してください。特に大きな変化は以下の2点です(組織科学の例)。
(1)出版社の所在地(都市名・国名)の記載が不要になった。
35. 【参考文献の記載方法】 参考文献の記載は以下の形式に従うこととする。
A)書籍
1 野中郁次郎(1974).『組織と市場-組織の環境適合理論-』千倉書房.
2 野中郁次郎・加護野忠男・小松陽一・奥村昭博・坂下昭宣(1978).『組織現象の理論と測定』千倉書房.
3 Nonaka, I., & Takeuchi, H. (1995). The knowledge creating company: How Japanese companies create the dynamics of  innovation. Oxford University Press(梅本勝博訳『知識創造企業』東洋経済新報社, 1996 年).

(2)論文中に3人以上で書かれた共著論文を引用する際に、従来のように全員の名前でなく、”第一著者1名の名前「ほか」”と書くことになった。
34. 【本文中での引用表記】
C) 著者が3名以上の場合には、初回の引用から「野中ほか(1978)」、「Imai et al. (1985)」のように、第一著者に続けて「ほか」(日本語の場合)、「et al.」(外国語の場合)を用いることとする。

●『組織学会大会論文集』(トランザクションズ)の執筆時によく見られる間違い・追加の注意点について  (ファイルダウンロード)